歯を失ってしまった方へ
歯の役割
歯の機能の中でも一番大切な役割や噛むことです。
しかし歯は噛むことだけでなく、顔の表情にも関係する大切な役割も担っています。
顔の輪郭、表情、笑った時の印象など他の人に与える印象でも重要な役割を果たしています。
また、会話を楽しむためにも歯は必要です。
このように歯はその人のライフスタイルや生活のクオリティーに大きく関係しています。
残念ながら歯を失ってしまった場合
私達は年齢を重ねるにつれて、虫歯や歯周病など口の病気で悩んだりまたはアクシデントから歯を失ってしまったりすることがあります。奥歯を失うことよりも、前歯を失ってしまうほうがショックが大きいかもしれません。歯を失ってしまうと歯の機能がうまく働かなくなり、咬む力が衰えます。また見た目の審美性が衰えて不憫に感じるようになってしまいます。そのため歯を失った方で、元の機能を取り戻したいと思われている方には、インプラント治療で咬む力と見た目の審美性を元に戻す事ができるでしょう。
インプラントとは
インプラントで 健康と明るい笑顔を!
歯科では歯を失った箇所に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を支える支台(アパッチメント)を被せます。
最後にセラミックなどで作られた人工歯を被せます。このようにして歯を失ってしまった機能を取り戻します。
インプラントは歯が抜けてしまいしっかり噛めない・入れ歯が合わない方、また事故などで歯を失ってしまった方などにおすすめな治療方法です。
こんな方にお勧めです
- 今あるご自身の歯を最低限でも維持したい方
- ご自身の健康な状態の歯を削ることに抵抗がある方
- 入れ歯による違和感が気になる方、義歯装着による食事に対して苦手意識がある方
- 義歯装着に抵抗がある方
- 顔の印象や口元を若々しく保っていきたい方
インプラントのメリットとデメリット
インプラントのメリット
- 歯の根からしっかり固定するため、ご自身の歯のように噛める
- 自然な仕上がりで、見た目が天然の歯と同じようにできる
- 他の歯を削る必要がなく、周りの歯への負担がない
- 骨としっかり結びつけるので、固いものが食べられるようになる
- 取り外してのメンテナンスが不要で、天然歯のように取扱できる
- 家族や友人と一緒の時も入れ歯を外す事がない
- メンテナンスをすることで、長期間使用し続けることが可能
インプラントのデメリット
- 術式や症状にもよるが基本的に治療期間が長い
- 口腔内の状態によってはインプラント手術ができない事もある
- 入れ歯等と比較すると治療費が高額
- インプラント埋入後も定期的に通院しメンテンナンスが必要
インプラントと入れ歯・ブリッジの比較
項目 | インプラント | ブリッジ | 部分入れ歯 | 総入れ歯 |
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治療法 |
歯の根の代わりになるチタンの棒を骨に埋め込み、その上に歯をかぶせていく方法。 |
失ってしまった歯の両サイドを削り取り、冠という歯全体を覆いかぶせる人口歯を橋渡しすることによって失ってしまった歯をカバーする方法。 |
失ってしまった歯の周りにある歯に対し、金属製の留め金を付け、取り外し可能な人口歯を留めていきます。 |
顎の上に取り外しができる人口歯を乗せること。 |
対応本数 | 1本から、全ての歯を失った場合 | 1本~数本失った場合 | 数本以上失った場合 | 全部の歯を失った場合 |
周囲の歯や顎の影響 | 歯を失った部分のみの治療。 失ってしまった歯の位置にある骨が通常の機能を取り戻すため、骨がやせる事がない。 |
周囲の歯を削る。 歯に対して過剰な負担をかけてしまう。 歯を失った部分の骨がやせる。 |
周囲の健全な歯に留め金をかける方法です。 他の歯にも過度の負担をかけてしまう。 |
顎の骨がやせる。 |
審美 | ご自身の健全な歯と変わらない、ごく自然な見た目。 | 健康保険の適用外ですが、ご自身の歯に近い印象を持つ見た目。 | 留め金が見える部分もある。 | 下顎骨が痩せてしまうと、その影響で口元へのしわがよりやすくなる。 |
清掃 | ご自分の歯と同様に歯ブラシ、歯間ブラシ等で清掃。 | ご自身の歯と同じようにブラッシングし、歯のない部分は歯間ブラシなどで汚れを取り除いていきます。 | はずして義歯の洗浄をする。支える歯や残っている他の歯も清掃。 | はずして義歯の洗浄をする。 |
治療期間 | 3~9ヶ月。その後も3ヶ月~6ヶ月に1回の定期的なメインテナンスが必要。 | 3ヶ月~約半年。その後も歯の状態に沿った調整が必要となります。 | 1~3ヶ月。その後も歯の状態に沿った調整が必要となります。 | 1~3ヶ月。その後も歯の状態に沿った調整が必要となります。 |